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札所一番観音堂の透かし彫り

秩父札所一番 誦経山 四萬部寺

〒368-0002 秩父市栃谷 418
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電話番号 0494-25-4525
「西部秩父駅」から「西武バス皆野行き」で「札所一番前」で下車。
もしくは「定峰行き」で「栃谷」で下車、そこから徒歩で5分。

ここ札所一番 四萬部寺は、札所の一番と言う事もあり、札所巡りをここから始める人も多いのではないでしょうか?
ここの駐車場から四萬部寺への門に続く短い石段があるのですが、車が通る道沿いにありますので車に注意して下さい。

秩父札所札所一番四萬部寺の山門

門を潜ると目の前に観音堂が見えますが、その前に左側を見て下さい。
「座禅石」と呼ばれる上が平らになった石があるのですが、この石は、昔の人がこの上で座禅を組んだ時に座った石だそうです。
「石の上にも三年」という諺がありますが、石の上に座禅を組むのは、冬は辛かったでしょうね。

秩父札所札所一番四萬部寺にある昔、座禅をしたとされている石。

門の正面には、観音堂があります。
とても立派で歴史を感じる建物です。
この観音堂は、昭和33年3月に埼玉県の文化財に指定された建物で、
元禄10年12月22日に秩父地方きっての名匠 藤田得衛門吉久によって建てられ、
宝暦六年 江戸浅草講中の寄進により江戸の工匠 神田清助長則が修復したとされています。

秩父札所札所一番四萬部寺観音堂

観音堂正面上の右側に地獄を表した透かし彫りがあり、左側上には、極楽を表した透かし彫りがあります。
また、観音堂の天井には、龍の絵があります。
本尊は、聖観音菩薩一木造りで、江戸時代の作であると言われています。

秩父札所札所一番四萬部寺透かし彫り地獄の図
秩父札所札所一番四萬部寺透かし彫り極楽の図

観音堂脇には「施餓鬼堂」と呼ばれる建物があります。
ここは、毎年八月二十四日に大施餓鬼の法供養を行う所で、関東の三大施餓鬼の一つに数えられています。
真ん中にある八角輪蔵は、周りでお経を読むと共に回転させます。
施餓鬼は、先祖の霊、水子の霊、蚕の霊、牛馬などの家畜、鳥獣犬猫などのペットの霊供養する行事だそうです。

秩父札所札所一番四萬部寺施餓鬼堂

観音堂の裏に「身代わり地蔵」というものがあります。
ここは、ちょっとした丘になっているので登って奥に行ってみてください。
そこには、ベンチがあり、この四萬部寺の周辺を一望する事が出来ます。

秩父札所札所一番四萬部寺丘の上からの景色
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