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札所二十八番橋立堂前の茶屋にあるかまど

札所二十八番 石龍山 橋立堂

〒369-1872 秩父市上影森 675
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電話番号 0494-24-5399
秩父鉄道「浦山口駅」から徒歩25分。
札所二十七番から徒歩25分。

ここに来てまず驚くは、凄い岩の絶壁の下に観音堂がある事です。
その迫力と雄大さは、見る者に深く印象に残る光景です。

秩父札所二十八番橋立堂の岩の絶壁
ここの観音堂は、江戸中期に建てられたもので、本尊は、馬頭観音座像で、鎌倉時代に作られた物です。
昭和33年7月に市の指定文化財になっています。

秩父札所二十八番橋立堂の観音堂
昔、この地方を治める者が里人が信仰する銅の地蔵菩薩を打ち壊した所、たちまち病に倒れ死んでしました。
そして、その子孫までが跡形もなく消え去ったと言う。
その後に里に大蛇が現れ里人を悩ませたと言う。
里人が一心に当山に祈ると、白い馬が現れたと言います。
その馬の額から発せられた光を大蛇が浴びると、人の言葉を話し、自分は、病に倒れ死んだここを治めていた者だと言う。
大蛇は石になり、白い馬は、本尊の御帳に走り入りた。
と、いう縁起が残されています。

観音堂は、とても歴史を感じる建物で、見ているだけで心が安らぎます。

また、ここには、鍾乳洞があり、実際に入る事が出来ます。
結構アップダウンのある鍾乳洞で、大人200円で入る事が出来ます。
訪れた際には、是非鍾乳洞にも入ってみて下さい。
なお、12月頃から3月頃まで入れないので、
事前に調べて行くと良いかも知れませんね。

観音堂の後ろにある岩の崖は、石灰岩で出来ていて、その屋根状の部分を利用して
古代人が住んでいたとされていて、実際にここから厚さ1メートルの木炭の層が発見され、その下から、土器や石器が発見されたそうです。

それと、ここには、三軒の茶屋がありますので、一休みしたり、ご飯を食べて次の札所を目指すのも良いと思います。
昔の人もここに来た時にここで一休みしたり、食事をしたりしていたのかな?
なんて、想像したりすると楽しいもんです。
ここは、色々な意味で札所の良さを味わえる所だと思います。

秩父札所二十八番橋立堂前の茶屋
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