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秩父札所三十一番 鷲窟山 観音院
〒368-0111 秩父郡小鹿野町飯田 2211
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電話番号 0494-75-3300
秩父鉄道「秩父駅」もしくは西武鉄道「西武秩父駅」から「小鹿野車庫行」に終点まで行き、「坂本行きバス」に乗り換えて、「栗尾」下車、徒歩50分。
札所三十番から徒歩で5時間。
ここに着いてまず目に入るのが、大きな石の仁王像だと思います。
この仁王像は、石で作られた物では、日本一の仁王像だそうです。
写真では、中々その大きさが伝わらないと思いますが、とても大きいです。
仁王像が立っている門をくぐると、その先には、長く続く石段が現れます。
この石段、結構長いので体力の無い方は、途中にベンチがあるので、そこで一休みしてから登ると良いと思います。
また、この石段の周りの自然も中々気持ち良いので、途中のベンチでお弁当を食べている人もいます。
自然を感じながらの食事は、最高でしょうね。
長い石段を登りつめると、観音堂が見えて来ます。
まず驚くのが、観音堂が建っている場所です。
大きく迫り出した岩の下に建てられているその姿は、とても驚きます。
昔の人が、良くこんな所に寺を建てたなと驚き、感心しました。
この札所の見所は、沢山ありまして、まず、本堂の左側に
「鷹麿崖仏」と、呼ばれる物があります。
その名の通り、石で出来た崖みたいになった所なのですが、良く見ると、その崖の岩肌に無数の仏像が掘られています。
これは「十万八千仏」と呼ばれていて、室町時代に掘られた物だとされているようです。
群像として刻まれた物は、県内でも他に例がなく、貴重な物だそうです。
そして、観音堂の左奥に目をやると、滝が見えます。
大きく迫り出した岩の上から水が流れ落ちて来て、滝になっています。
この滝は、昔、行者が垢を落とすのに使われたとされています。
私は、札所三十一番には、数回来たことがあるのですが、その時の季節や天候によって、滝の水量が違いました。
ほとんど水がない時もあれば、かなりの水量が流れ落ちている時もあったので、
どうせ見に行くのなら水量があった方が良いですが、こればかりは、自然の出来事ですので
見に行った時に滝が流れていたら、運が良かったと思う方が良いのかも知れませんね。
観音堂の右奥に納札所があります。
その奥に東奥の院への石段が続きます。
途中には、1700年前の地層が見えたり、様々な自然を楽しむ事が出来ますので、それらを楽しみながらゆっくり登って行くと良いと思います。
上に着くと奥の院があります。
その奥には「矢抜けの穴」と呼ばれる所があります。
これは、昔、本田親常という人が、矢を放って開けたとされている穴が見えるところです。
その穴は、そこから1キロ離れた崖にあるのですが、本当に矢を放って開けた穴かどうかは、?と言った所でしょうか。
他にも松尾芭蕉の句碑や、本田親常が馬を休めた時に出来た馬の蹄の跡とされている場所
など、この札所三十一番には、見所が満載ですので、是非秩父に来た際には、
立ち寄ってもらいたい場所の一つです。
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