秩父札所TOP | 作法 | 札所紹介 | コラム

秩父札所TOP>コラム>秩父札所の成り立ち

札所三十四番 水潜寺からの景色

秩父札所の成り立ち

文歴元年(1234年)甲午3月18日、十三人の神仏、皇族、高僧の巡礼に始まると伝えられています。
この十三人の事を「十三権者」と言います。
神仏が巡礼をするという事で単なる作り話とされる考え方があります。
では、誰がきっかけで秩父札所が出来たのでしょうか?

丹党中村氏が開設した?

昔、秩父を納めていた丹党中村氏が西国の札所を模して開設したという説があります。

丹党中村氏は、秩父郡の中村郷(後の秩父)を本拠とした一族でした。
なぜ、この一族が秩父札所を開設したのかと言うと、以前、丹党中村氏は、西国札所の書写山円教寺に近い所に移住していた事がありました。
その時に中村氏は、観音信仰に深く関わったり、札所巡礼を目の当たりにし、やがて、本領である秩父に札所を開いたのではないだろうか?
と、言うものです。
そして、その時期は、室町時代中期以前に遡る可能性もあるようです。

秩父札所の成り立ちについては、多くの書物やウェブサイトでは、十三権者の巡礼から始まったとされていますが、誰がいつに開設したかと言う事は、詳しくは分かっていません。

スポンサーリンク


コラムのページへ