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秩父札所十番の観音霊験記

秩父札所の鐘の音

秩父札所の 作法 では、観音様に手を合わせて祈ったり、お経を唱えたりする前に鐘を鳴らす事になっているのですが、自由に鐘を撞ける所は、ほとんどありません。
代わりに観音堂前の上に付いている平べったい小さな鐘をロープの様な物で鳴らす事が多いと思います。
ここでは、自由に鐘を撞ける札所の紹介と、実際の鐘の音を聞いてもらいます。

秩父札所一番 四萬部寺 平和の鐘

秩父札所一番 四萬部寺 平和の鐘

秩父札所一番 四萬部寺の観音堂の左側に「平和の鐘」があります。
この鐘、良く見てみると分かると思うのですが、秩父郡市出身の一千霊の名前が刻まれています。
この鐘を静かに撞くことによって、その音色で英霊を慰めると言います。
ここに訪れた際には、静かに鐘を撞いてその鐘の音を聞いてみて下さい。

秩父札所一番 四萬部寺の平和の鐘の音 (音量に注意して下さい)

秩父札所十七番 定林寺 お金が出入りする梵鐘

秩父札所十七番定林寺の鐘

秩父札所十七番 定林寺は、「あの花」の舞台になった所で有名なので、若い人も来た事があるかも知れませんね。
この鐘については、「秩父札所のパワースポットの紹介」でも紹介しましたが、もう一回紹介します。
この鐘は、宝暦八年に作られ、西国、坂東、秩父札所の百観音のお姿が浮き彫りされています。
この鐘は、定林寺をお参りする前に撞くとお金が入って来て、お参りした後に撞くとお金が出て行ってしまうと言われています。
この鐘を撞く時は、お参りをする前に撞きましょう。

秩父札所十七番 定林寺 お金が出入りする梵鐘 (音量に注意して下さい)

秩父札所二十三番 音楽寺 秩父事件 秩父困民党が撞いた鐘

秩父札所二十三番 音楽寺の鐘

秩父札所二十三番 音楽寺は、「秩父事件」で有名な札所です。
1884年(明治17年)11月1日、埼玉県秩父地方の農民を中心とした「秩父困民党」が、秩父市内に入る前にこの鐘を撞いたとされています。
その時の人達も今と同じこの鐘の音を聞き、それぞれの思いを胸に秘めて秩父市内に入って行ったのでしょうね・・・・・
この秩父事件では、多数の死傷者が出たと言われています。
この鐘を撞いて、そっと手を合わせてみたらどうでしょうか。

秩父札所二十三番 音楽寺 秩父事件 困民党が撞いた鐘 (音量に注意して下さい)

秩父札所三十一番 観音院


秩父札所三十一番 観音院の鐘

秩父札所三十一番 観音院、日本一大きな石で出来た仁王像がある山門を潜ると、長い石段が続きます。
石段を登りきった所にこの鐘があります。
特にいわくつきな鐘ではないのですが、石段を登りきった所にあるので、この鐘を撞く人は、多いです。
ここは、見る所が沢山ありますので、この鐘を撞いて、観音様にお経を唱え、納経帳に御朱印を頂いたら、あちこち見学してみる事をおススメします。
秩父札所三十一番 観音院 紹介のページを参考にしてみて下さい。

秩父札所三十一番 観音院の鐘の音 (音量に注意して下さい)


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