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秩父札所七番のお地蔵様

秩父札所 七番 青苔山 法長寺

〒368-0072 秩父郡横瀬町横瀬 1508
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電話番号 0494-22-1921
西武秩父駅から「横瀬駅」下車、徒歩25分。
札所六番から徒歩5分。

ここに来てまず目にするのが、門前の両脇にある大きな石です。
右側の石には「法長禅寺」
左の石には「不許葷酒入山門」
と、書かれています。
これは、何を意味するのかと言いますと、葷酒(くんしゅ)とは、ニラなどの強い臭気がある野菜と酒の事でして、その匂いで他人を傷付ける、不快にする。
また、酒は、人の心を乱し、己の修行の邪魔になる為に寺内に入れる事はならない。
と、いう意味だそうです。

秩父札所七番法長寺の山門
ここは、元々は、根古屋(牛伏)にあったが、江戸時代の札所再編の際に現在の所に移されたと言います。
観音堂は、別にあったが、天明2年(1782年)に焼失したとされています。
それ以来、堂内に観音像が安置されるようになったと言います。
現在の本堂は、とても立派で、非常に屋根が高い作りになっています。
他の札所とは全く違う作りの様に思えます。

秩父札所七番法長寺観音堂
また、本堂右に木彫りの恵比寿様が笑顔で迎えてくれます。

秩父札所七番法長寺観音堂脇の恵比寿様
本堂の左に子牛の石像がありますが、この寺は、別名「牛伏堂」と呼ばれるからだと思います。

秩父札所七番法長寺観音堂脇の牛の像
その昔、少年がここで草を刈っていると、一頭の牛が現れて地に伏して動かなくなったそうです。
少年は、仕方なくその牛と一夜を明かすのだが、夢に現れた僧が「私は、観音の化身である。
この地に草堂を結べば、この世の往生の妨げとなる罪業を取り払ってやろう」と告げました。
翌朝、草の中から見つけた観音像をまつったという縁起があります。

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